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Enjoy a day out in the English Countryside

ロンドン日帰り旅行

ロンドン日帰り旅行

2024年6月29日

 

フロントページの写真はロンドンの花屋さんです。花がセンスよく飾られていました。

前回のブログで、ロンドンへの日帰りがキツクなりました、と書いたばかりなのに、先々週に日帰りで行ってきました。日本からやってきたジブリの「千と千尋の神隠し」の舞台版を観るためです。去年の秋、こちらはロイヤルシェークスピアカンパニーが主催する「トトロ」がとても評判がよかったので、観にいこうかと考えてはいたのですが、実行には至りませんでした。今回はジョンの生徒でもあるチェルトナム在住の駐在員の奥さん、Yさんと話をしているうちに、一緒に行きましょう、ということになり、チケットも彼女が手配してくれました。このチケット代がかなり高額なのですが、ジョンが私の誕生日(11月)のプレゼントの前渡しで買ってくれるというので、ありがたく受けた次第です。

劇場の近く、レスタースクエアに立つメリーポピンズの像。以前は見かけなかったので、最近建てられたのでしょうが、今頃なぜ?の感はあります。

当日の朝、8時のバスに乗り、ロンドンに着いたのが11時。2時半からのマチネには時間があるので、中華街でランチをすることにして、ヴィクトリア駅からバッキンガム宮殿を通って中華街に向かいました。歩いても30-40分の距離です。宮殿周辺は衛兵交代の時間にしても、交通規制があり、見物客もいつもより多かったのですが、翌日のニュースで、週末にチャールズ王の公式の誕生日の祝賀行事があるそうで、その練習だったようです。人ごみを抜けて中心地にある中華街まで行き、チェルトナムでは食べられないおいしい飲茶を楽しみ、少し時間を潰してからナショナルギャラリーの近くにある劇場に向かいました。

立派な塔があるコロシアム劇場の外観です。

公演が開催されているコロシアム劇場は、大きくはないのですが、外観も内部もとてもりっぱです。これまでにも何回かロンドンでミュージカルや舞台を観ているのですが、どこの劇場も作りがとても重厚で、舞台の左右にはボックス席もあり、贅をつくしたような内装にはいつも感心してしまいます。大英帝国時代に建てられたのでしょうか。シェークスピアを始めとして、昔から舞台演劇が盛んで、それが伝統として現在でも続いているのを感じさせられます。演劇と共に、劇場内でも観客が楽しめるように、休憩時間にはアルコール類を売るバーまであります。客席は満席、意外にも日本人はそれほど多くなく、イギリス人以外はロンドンに観光できている海外の家族連れを多く見かけまっした。何年か前にやはりロンドンで観た、「海辺のカフカ」の舞台の観客は80%位は日本人だった記憶があります。今回の舞台はジブリのアニメ映画がいかに広く海外で愛されているのがわかります。今回の舞台は日本語のため、舞台の上部と左右に英語の字幕が出ますが、映画を見ている子供たちには多分ストーリーがわかっているので字幕は必要がないのでしょう。

開園前の劇場の内部です。舞台が始まると撮影禁止です。

2時半に開演、途中で休憩が入り、終わったのは5時。神々のための湯屋をどのように舞台化するのか興味があったのですが、舞台装置がとっても上手くできていて、違和感もなくすんなりと舞台に繰り拡げられるストーリーに引き込まれ、大人でも、千尋が両親と一緒に人間世界に戻って来る最後まで十分に楽しめました。役者さんたちが挨拶のため舞台に戻ってくると、客席から割れんばかりの大きな拍手。「千と千尋の神隠し」(Spirited Away)のロンドン公演は大成功のようです。

帰りのバスは7時に出発、チェルトナムへは10時着の予定だったのですが、途中、交通渋滞と道路が工事中?で封鎖されていたとかで迂回ルートになり、チェルトナムに着いたのは11時をゆうに過ぎてました。バス利用のロンドン日帰りはやっぱりキツイ、とYさんと言いながら、迎えに来たジョンの運転で帰宅したのでした。

以下の写真は6月のコッツウォルドの風景です。

6月はバラの季節です。コッツウォルドの村のコテッジの前に咲くバラは背景がいいせいか、一番きれいに見える、と私は思っているのですが。。。

 

小さな村の小さなチャペルの中のステンドグラスです。近辺の風景の春夏秋冬のようです。

 

青空の下、緑、緑に囲まれてのハイキングは気分も晴れやかになります。

 

ハイキング中に見つけたデイジーの野原です。