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Enjoy a day out in the English Countryside

9月、収穫の月

9月、収穫の月

2024年10月1日

今年、イギリスの9月は雨が多く、9月としては観測史上、降雨量が一番多かったそうで、地面が飽和状態となり、あちこちで洪水が発生しています。チェルトナムでも今月20日に朝から降り続いていた雨が午後になって急に激しくなったのですが、我が家は場所的に高台にあるので洪水の心配はまったくしていませんでした。夕方、ジョンに呼ばれて地下室に降りていったら、なんと床に水が溜っていたのです。歩道から少し下がった場所にガレージがあるので、そこから水が入り、ガレージに通じる階段を伝って地下室に流れ込んだようです。途中二か所排水溝があるので、普通はそこに水が吸い込まれるはずなのですが、雨がそれほど激しかったのでしょう。床に置いてあった物はすべて水に浸かり、後始末が大変でした。こんなことは初めてです。おおげさではなく、地球温暖化の影響を身近に感じたものです。

久しぶりに晴れた朝(夕方には雨になりましたが)、ハイキングに出かけた折、野原でキノコを見つけました。HorseMushroom と言う名前で食べられるそうです。持ち帰って、翌朝オムレツに入れて食しました。味は普通のマッシュルームとちょっと風味が違いましたが、おいしかったです。これも秋の収穫?です。

 

雨が多かったので、借りている市営農園にもしばらく行っていなかったのですが、先週ジョンが久しぶりに自転車で行き、野菜をどっさり持ち帰りました。例年、は8月末までに主な収穫は終わるのですが、今年はまだまだ残っていたようです。ズッキーニ、ちりめんキャベツ、モロッコインゲン、ニンジン、赤かぶ、パースニップと、泥だらけで、形もいびつなので処理が大変なのですが、新鮮なのでスーパーのものよりも味がずっといいのです。先週末に焼いたローストチキンの付け合わせの野菜はほとんど買わずに済みました。

農園で採れたランドクレス(クレソン)とスーパーで買ったセロリアックです。普通クレソンは水の中で育ちますが、春に水なしでも育つ種を見つけて植えてみました。若い葉はサラダに入れたりしますが、9月になると葉が固くなり、苦みも強くなるので、セロリアックと一緒に煮てスープにしました。独特の風味があり美味しいスープになります。

庭のリンゴは今年もたくさん実をつけました。毎年のことですが、一番実が多い品種のものは周囲に配り、玄関先に籠を置いて自由に持ち帰ってもらって、なんとかさばきました。落ちたリンゴを集めて煮たものも一年分を袋に小分けして冷凍庫に収まっています。少し遅れて熟するディスカバリーのリンゴでジャムを作った後は、これまた別種のもので干しリンゴと、もうしばらく作業が続きます。

9月後半に計画していたコーンウオールへのキャンプ旅行は雨続きで中止。10月1日からジョンがまたまたアメリカに6週間の予定でトレイル歩きに出かけるので、私はその間留守番となります。今年はホリデイを取ってない、と不満げに言う私のためもありますが、12月の始めに一週間のカナリア諸島行きのチケットと宿を手配しました。私たちの場合、こうした手軽なホリデイは行先優先ではなく、近くの飛行場から安いチケットで行けるところを決めるのですが、今回はカナリア諸島に決まりです。スペイン領で冬も温暖なので、この時期は人気のホリデイリゾートです。寒くなる冬に向かって憂つうになる時期に楽しみが待っているのは嬉しいことです。

写真が続きます。

デイスカバリーという品種のリンゴで熟すると身も赤くなります。 今年は日照時間がそれほど長くなかったのですが、身の赤いリンゴがたくさんあり、例年よりきれいな色のジャムができました。
ジャム用にチーズ削り器で細かくします。
例年よりもずっと濃いピンク色のジャムになりました。

9月の中旬にジョンの生徒でもあるチェルトナムに住む駐在員の奥さん二人と GreatMalvern の町を訪れました。車でチェルトナムから北に1時間弱のところにあり、Malvern Hill という丘を背景に街が拡がっています。小さいですが、歴史は古く、きれいな建物が並んだおしゃれな街です。

Malvernの丘に登ってみました。我が家の通りの名前は MalvernRoad。二階の窓から遠くこの丘が望める、親しみのある丘です。

 

街の中で見かけた本物(だそうです)の古いガス燈。
街の中心地の歩道に沿って立っていて歩行者の目を楽しませてくれます。