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Enjoy a day out in the English Countryside

日本への一時帰国を決めました!

日本への一時帰国を決めました!

2022年3月3日

2月17日に行われた岸田首相のコロナ規制緩和発表の会見をネットでみて日本行きを決めました。外から眺めると、事実上鎖国状態の日本でしたが、待ちに待った水際対策の緩和です。イギリスからの入国は7日間の自主隔離だけになり、しかも3回目のワクチンを受けている人は、隔離後3日目に検査を受けて陰性であれば隔離が解けるとのことです。早速3月16日の日本行きの航空券を購入しました。普段日本に行く時はチェルトナムから近いバーミンガム空港からアムステルダム経由のKLMを使っていたのですが、今はまだスケジュールが不安定で、他の航空会社とのタイアップが多く、経由地での待ち時間が長い便や、乗継便が翌日というフライトもあり、諦めました。そこで運賃は高くなるのですが、ヒースロー空港からのANAの直行便にしました。コロナ騒ぎ以前は毎年日本に帰国していまいましたが、直行便は使ったことはなく、今回初めてです。ロンドンのネット販売の旅行社で手配したのですが、届いたチケットには行きも帰りも31Bと座席が指定されていました。真ん中の席?とびっくりしましたが、説明を読むと、両側の席は空きのままで一人で3席を使えるということで、これはラッキーです。

航空券は手配しても、日本で自由に行動ができるまでのハードルは高く、やることはたくさんあります。出発前の検査。日本政府指定の検査でないと受け付けてもらえず、チェルトナムでの検査は使えません。出発日に早めにヒースローに行って予約済みの、二時間後に結果が出るランプテストなるものを受け、陰性の結果証明を持って初めてチェックインができます。羽田到着時はワクチン証明とこの検査結果を提示。その他にも、隔離中の規則を守りますという誓約書、自主隔離中の連絡のためのアプリ、居場所を示すGPSのアプリのダウンロード、自主隔離のためのホテルの予約、その後のステイ先、ウイークリーマンションの予約もあります。3年前に事情で実家を売ってしまい、日本にベースがなくなったことを実感しています。ジョンに手伝ってもらって少しづつ準備を進めています。

日本行きの理由の一つは私の日本での銀行口座をキープするためです。日本の年金を日本の銀行で受け取っているのですが、2年前、コロナ感染が拡がる前に、実家の住所から姉の引っ越し先への住所に変更するために銀行に行ったのですが、法律が変わって、日本に住民票がないと口座が持てなくなった、と言われてしまいました。その後、異常事態宣言に入り、何もできずにイギリスに戻ってきてしまったのです。銀行口座も、そして海外送金も日本に住所がないとできなくなりました。日本政府の海外に住む自国民への扱いが冷たくなっているのを感じます。今回は、私の所持品を預かってもらっている親しい友人の近くに部屋を借り、彼女の住所を使って市役所に届けを出すつもりです。 2年振りの日本。イギリスのすべてのコロナ規制が解除になり、一日の感染者数も3ー4万人台まで下がった状況と違い、日本はまだ確実に減少傾向にあるとはいえない状態です。その中で2カ月間を過ごすことに緊張感はありますが、久しぶりの日本を、気をつけながらも楽しく過ごせたらと考えています。

2月のブログは何を書こうかと思案しましたが、いつもコッツウォルズの花の写真が多いので、今回は林や樹木について、と始めたのですが文章がまとまらず、「一時帰国への準備」に変更しました。ご存じのように、イギリスは平地が多く、そのほとんどを畑、牧草地が占めていて樹林帯が少ないのですが、あちこちに残る小規模の林、カントリーサイドに拡がる畑や牧草地の境界に立つ古い木々は、時には花にも劣らない美しさがあります。そんな写真を上げてみました。

4月と5月は日本滞在のためブログはお休みとなります。

二枚のスノードロップの群生の写真は、イタリア人の友人が働くマナーハウスを訪れた際に敷地内で撮ったものです。きれいな背景だとスノードロップもより映えて見えます。