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プラスチック戦争

プラスチック戦争

2019年8月3日

先週、先に辞任した元メイ首相の後を継いで、ボリス ジョンソンが新しく保守党のリーダーに選出され、首相になりました。裕福な実業家の家に生まれ、イートン、オックスフォードとエリートコースをバックに政治家になり、ロンドン市長と勤めた後、メイ首相の下で外務大臣を務めましたが、メイ首相と意見が合わず辞任しました。元々、離脱派で積極的に離脱のために先頭に立って運動をしていた人です。国民投票で離脱が決まってからもう3年たちますが、ブリュッセルのEU本部との交渉が進まないまま、責任を取らされてのメイ前首相でした。本人は離脱派ではなかったのですが、辞任しとキャメロン首相のあとを継ぐ適任の人材がが見つからないまま、国務大臣をしていたメイ首相が選ばれたのですが、今回、指導力を問われ辞任に追い込まれたのですが、ちょっと気の毒な気もします。

新首相のボリス ジョンソンは、すぐに改革人事では、ほとんどが閣僚経験のない議員を選びましたが、とにかく、10月の離脱が最優先ということで、人事も自分と同じ意見を持つ人を選んだとのことです。メイ首相の在任期間に、何人もの閣僚が辞任していったことを踏まえて、それを避けるための人事を優先したということです。知名度は抜群ですが、かなり癖が強く、失言も多い人ですが、離脱を果たすにもちょっと強引な人の方が適しているのかもしれません。私生活では女性問題も多く、結婚しているのに、他の女性を妊娠させたり、今は離婚協議中なのに別なガールフレンドがいます。自宅でその女性と夜中に大声で言い争い、近所の人が警察に電話をして、警官が駆けつけた、というニュースもありました。

私個人としては、自分の私生活のコントロールをできない人に、現在むずかしい状況にあるこの国をまとめられるのか、なんて思ってしまいます。今の国会の状況にウンザリしている国民の誰もが、何はともあれ議会を説得して、10月末までには何とかいい形で離脱に持っていって欲しい、と願っていることでしょう。離脱派だった新首相になんとか乗り切って欲しいところです。

ホームページをリニューアルして初めてのブログです。何か明るい話題にしたいところですが、タイトルにもしたプラスチック問題について少し書いてみたいと思います。 この 「WAR on PLASTIC」 は最近、BBCのドキュメンタリー番組につけられたタイトルです。3回にわたり、人気のプレゼンター2人がいろいろな視点から取材したものです。

一回目は、ある町の通りの住民に呼びかけ、毎日の生活でどれだけプラスチックのゴミが出るか、実際に集めて通りに並べてもらっていました。あらためてその量の多さにびっくりします。ボトル類はもちろんリサイクル、肉や野菜など食料品を入れるトレイも最近はリサイクルされるようになりました。大手のスーパーがリサイクルできるプラスチック用品の平均は50%を少し上回る、と最近の新聞の記事にありました。

スーパーのレジ袋はもちろん有料、個人商店でも有料が多くなり、最近は紙袋を使う店も増えました。いくらリサイクル度が高くなっても回収率は100%には届きません。相当数がゴミ扱いになります。

今はどんな食料品もポリ袋に入っていますが、これは回収されずに「普通ゴミ」となります。ゴミの処理は各自治体がそれぞれ処分するらしいですが、この番組で、マレーシアにイギリスから大量のプラゴミが輸出されていた、と報じていました。幸い、チェルトナムのあるグロスター州では、埋め立ての他に、焼却場もできたので、普通ゴミはすべて地元で処分されるとのことです。番組を見ていてびっくりしたのは、フリースなどの化繊素材の服を洗濯すると、細かい繊維が洗濯水と一緒に流れて、最終的には海に辿り着き、海の生物の胃に溜まるとの報告です。魚に溜まった微粒子のプラスチックが人間の健康にも影響してくるのです。

何年か前にに比べるとイギリス人のプラゴミに対する意識が格段に高くなってきたように感じます。そのキッカケは同じBBCの何年か前に放映されたネイチャー番組、「ブループラネット」という世界中の海の生物を紹介するシリーズです。イギリスでは絶大に人気のあるネイチャー番組の大御所 デヴィッド アッテンボロー(80歳半ばです)がナレーターをしていたのですが、この番組の中で、海中に溜まったプラスチックがいかに海の生物に悪影響を与えているか、映像と共に淡々と説明したことではないでしょうか。 世界的にも、プラゴミが問題になり、ニュースで取り上げられることが多くなったことも国民の問題意識を高めることになったと思います。

毎年ではありませんが、6月末に三日間、イギリス南西部で世界最大規模のグラストンベリー野外音楽祭が開かれます。今年は20万人以上の参加者があったそうですが、前回に使用されたペットボトルがゴミとして膨大な数になったので、主催者が今年はペットボトルの販売を禁止して、それぞれが持ち込んだボトルに飲み水を供給したそうです。そして、その音楽祭に特別ゲストとしてD.アッテンボローが映像と共にプラスチックが生き物に与える影響の話を聴衆の前にした、というニュースをテレビで放映していました。

我が家でも、最近はなるべくプラスゴミを出さないように心がけています。便利なジップロックも洗って何回か使い、残り物もラップでカバーをしないでふたの付いた入れ物を入れ替えるなど。 ごく小さなことですが、一人一人が気をつけて生活すれば、ある程度の量のプラゴミを減らせるのではないでしょうか。プラスチック用品なしでは私達の生活は成り立たないほど浸透しているのが現状ですが、その便利さと引き換えに地球を汚している、ということを忘れてはいけないと思うのです。

リニューアルして初めてのブログです。パソコンオンチの私には新しいブログの作り方、写真の入れ方など、四苦八苦しながらTさんに教わった通りにやっているつもりなのに、なかなか思うようにいきません。写真の説明もそれぞれに入れたかったのですが、あせって写真のみになってしまいました。 ラベンダー畑は二週間前にスノーズヒルのラベンダーファーム、観光客用に少し残して、畑のほうのラベンダーは8月早々に刈り取ってしまいます。 上の写真は刈り取りの一週間前のものです。