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Enjoy a day out in the English Countryside

お隣とのお付き合い

お隣とのお付き合い

2021年5月1日

4月も末、今月は朝は霜が降りるほど冷え込みましたが、晴れの日が多く、あちこちで花も咲き始め、春らしい気持ちのいい季節になりました。そして、気分的にも明るく感じるのはイギリスのコロナ感染数が劇的に減ったせいもあります。今では日々の感染者も死亡者も日本より少なくなりました。国民へのワクチン接種が順調で、私も先週二度目のファイザーワクチンを受けたところです。ワクチン後は腕がちょっと重く感じたくらいで、特に副作用らしいものはなかったのですが、何週間前に一回目を受けたジョンの方は二日間位軽いカゼの症状らしいものが出たとのことでした。日本ではワクチンに対して不安を感じる人が多いようですが、私個人の意見としては、順番が来たら是非受けてくださいとお勧めしたいです。イギリスではもう40代の人も受け始めています。今月12日に一般のお店や飲食店の外での営業が再開して、週末には大勢の人で賑わっていますが、そのために感染者数は増えていることはないので、5月17日に予定されている規制の全解除が実現しそうです。

久しぶりに訪れたスタントンの村。コッツウォルドの村の教会の中でもとりわけ形がすっきりとして、私の好きな教会の一つです。
教会に隣接する館、水仙が満開でした。
スタントンの村の外れにある萱葺き屋根の家です。

 

私たちの家がある一角は、学校、高齢者住宅、ケアホームが多く、一般の住宅が少ないせいか、80代のご夫婦が住むお隣さん以外の近所付き合いはありません。すぐ近くに住む牧師さんとは通りで顔を合わせることも時々あり、いつも和やかに挨拶をかわしていたのですが、最近、新しい牧師さんに代わりました。私たちが住み始めてから3人目です。この新任の牧師さんはあまりフレンドリーではなく、通りで会っても知らん顔をしています。お隣と我が家に面している側の牧師館の二階の窓にはブラインドか一日中かかり、以前は一階の通りに面した窓からパソコンを使っている牧師さんをよく見かけたのですが、今はその窓にもブラインドがかかるようになりました。私たちはこの牧師さんを「ヴァンパイア ヴィカー(牧師)」と呼ぶようになりました。

80代のお隣のご夫婦とは私たちが引っ越してきて以来なので、もう21年のお付き合いになります。お互い生活習慣が違うのでそれほど親しいという訳ではありませんが、どちらかが留守にする時は鍵を預かり、お互いの家をチェックし合います。何回かお茶やドリンク(ワイン)に呼ばれたこともありましたが、家の中は広く天井も高く、家具や調度品もりっぱで、ご夫婦の裕福さが伝わってきます。もっとも、昔は両家は繋がっていて、狭い我が家のほうは Servant Quater(使用人用のスペース)だったそうなので両家の違いも納得です。3人の子供たちは独立して今は二人だけの生活です。車は持たない主義で、必要な時はタクシーを利用とのこと。ご主人のトムは鉄道関係の技師だったそうですが、とても器用な人です。庭のりっぱな物置小屋も自分で建て、退職以来、ガレージを改造した工房で、ミニチュアの蒸気機関車を作っています。サイズは小さくてもすべて実物と同じだそうで、りっぱな機械、工具も必要なものは全部揃っているとのこと。作り始めてから25年、出来上がりはまだ先だそうですが、市のミュージアムに飾られてもおかしくないほどの出来栄えです。奥さん共々とてもお話好きで、ジョンが用事でお隣に行くとなかなか帰ってこないことも間々あります。 すべてにキチンとしていて、ゴミの収集日が変わったりしてまごつく時は、お隣さんの玄関先を見る合わせることにしています。夏にはイギリス南部のワイト島、秋には2-3週間のクルーズと毎年の休暇も決まっていて、昔ながらの典型的なミドルクラス(中産階級)の暮らしぶり、とはジョンの言葉です。

ご自慢の蒸気機関車とトム。

ご主人が第一種の糖尿病の持病があるため、コロナでロックダウンになった去年の3月末から、朝の散歩以外はずっと家に籠り、買い物はすべてオンラインの配達で済ませる生活を続けていました。去年の10月、奥さんとの塀越しの会話からそれほど料理好きでもないことがわかり、少しは違った味をと、私がランチ用に作るスープをお裾分けに持っていきました。二人ともことのほか喜んでくれたので、それ以来、週に一度の私のスープの配達が始まりました。たかがスープ、どちらもそれほど負担に感じない気軽さです。根菜、マッシュルーム、ブロッコリーとブルーチーズ、ビートルートなど普段私が作っているレシピーのものでしたが、トムがミネストローネスープが好物とわかり、3度に一度はこのスープになりました。たまの二人からのワインの差し入れはありがたく頂きました。特に遠慮もせず素直に喜んでもらえたので、私もあまり気を使うこともなく続けられたのだと思います。 二回目ワクチンの接種から3週間がたち、二人でようやく商店街に出かけるようになったと聞き、私のスープ配達も今月末で終わりです。

これから5月にかけてイギリスのカントリーサイドがきれいな季節です。少し前からウェールズとスコットランドへも自由に行けるようになりました。海外旅行の方はまだまだ出入国の規制が厳しく、今年のホリデイは国内で、と政府の推奨もあり、今年は人気のある観光地はどこも混むことが予想されます。私たちも、どこかあまり知られていないウエールズの静かなキャンプ場をベースに歩きに行きたいね、と話しています。

4月中旬、朝方に雪が降りました。春の雪です。市内でも何センチか積もったので、クリーヴヒルはきれいな雪景色かなと、さっそく朝食後に出かけました。丘の上は積雪10センチ、人の姿もまばらな丘の新雪を思い切り歩いてきました。以下、その日の雪景色です。