ガーデニングの季節です。

29 April 2013


garden centre 002.JPG 4月も2週目あたりから気温が平年並みになり、ようやく春らしくなりなりました。庭の植物も待ってましたとばかりに芽を出し、花を咲かせるようになり、庭が明るくなったようです。手のかからない多年草のクリスマスローズ、ムスカリ、プリムローズ、忘れな草などがいち早く咲き始め、それにチューリップが続き、マーケットで買ったパンジーが加わり、4,5日前からは桜が開花、リンゴの花が6分咲きと、小さな庭が一気に華やかになりました。
先日の日曜日に郊外の大きなガーデンセンターに行ったのですが、広い屋内の売り場は様々な種類の花、花、花であふれていました。花以外にも、野菜の苗、潅木の類、プランターなどガーデニングに関するありとあらゆるものを置いています。気候が良くなると、考えることは皆同じらしく、敷地内は大勢の人で賑わっていました。寒いお国柄か、種から育てる人は少なく、苗を買って植えるのが一般的です。アパートなどの集合住宅に住む人は別として、普通のイギリスの住宅には必ずといっていいほど庭が付いているので、ガーデニングに趣味な人はもちろん、あまり興味がない人もそれなりに庭を飾ります。これからの季節、住宅街は各家の庭を眺めながらの楽しい散歩道になります。通りに面している前庭に植わっている花の種類は大体似たようなものですが、もくれん、桜、レンギョウなど、様々な潅木、樹木も植わっていて目を楽しませてくれます。

023.JPG でもこのガーデニング、きちんとやろうと思うとかなり大変な仕事なのです。春から秋にかけて常に花を絶やさないように、花の色もコーディネートして、となると、それなりの花や植物を買い、植え替え、雑草取りなどの手入れにも時間を取られます。枯れた花はその都度摘んでしまいましょう、とテレビのガーデニングの番組でアドバイスしますが、忙しい時は、なかなか手が回りません。それぞれの家の庭を眺めていると、住む人の庭にかける気持ちの差が見えてきます。春から夏にかけて、コッツウォルドの村を訪ねる度に、完璧なまでに手入れをされた、絵のようなコテッジガーデンを眺めながら、ああいうコテッジに住むには、庭造りに情熱を持っていないとすめないだろうなあ、と思ってしまいます。テレビのガーデニングの番組の紹介者が本を何冊も出し、あちこちに顔を出すほど人気者になるお国柄です。有名なガーデンも各地に数え切れないほどあり、ロンドンで開かれるチェルシーフラワーショーは入場券を手に入れるのも困難なくらい盛況、開催される週は、毎日、BBCで1時間放送されます。個人の庭自慢の人も、時々、ガーデンオープンデイを作って庭を開放します。真夏でも30度を越えることはあまりなく、湿度も低いこの国の気候は花を育てるのに向いているのでしょう。私自身、日本で暮らしていた時はずっと会社勤めをしていたせいもあり、ガーデニングの知識がゼロだったのですが、今の家に住み始めてから少しづつ花や植物になじんできているのがわかります。縁あってのイギリス暮らし、これからも私なりにガーデニングに親しんで生活していけたら、と思っています。

022.JPG 我が家の庭には前の持ち主から引き継いだ桜の木が2本、リンゴのきが7本あります。桜の方は日本では見かけなかった種類で、枝が横に広がらず、すっと上に伸びる細めタイプです。片方はソメイヨシノの花びらを多くしたような薄いピンク、庭の隅にあるもう一本(真ん中の写真)は八重桜ほどではありませんが、少し濃い目のピンクです。右の写真はリンゴの花で、蕾のうちは桃色なのですが、開くと白っぽくなります。今年はどれだけ実をつけてくれるでしょうか。

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