イギリスの食について - イギリス人の昼食

10 June 2013


mayjune 2013 016.JPGイギリス人はお昼に何を食べているのでしょうか。 イギリスで始まったサンドイッチはもちろんですが、それに平行して一般的なのは、スープとパン、またはトーストしたパンに温めた缶詰の豆(ベイクドベーンズ)や、チーズを乗せて焼いたチーズオントーストでしょうか。普段、家にいる時のお昼は簡単に済ます、というのは日本と同じです。中でもスープは缶詰を開けて温めるだけの手軽さで人気があります。スーパーに行くと、棚一面に実にさまざまな種類の缶詰のスープが並んでいますが、クリームトマト、マッシュルーム、チキン味なんかがよく売れるようです。パブや軽食を出す店でも、ランチメニューに「スープとパン」は、軽いランチとしてですが、りっぱな一品として載っています。こちらのスープはポタージュ系でボリュームがありますが、自宅で体の大きなイギリス人が、缶詰のスープと2,3切れのパン、ランチで足りるはずはない、と私は思っています。チェルトナムで暮らし始めた頃は、我が家でも、ジョンに請われるままにスープをランチをしていましたが、しばらくするうちに気がつきました。そんな日にはどうもビスケットの減り具合が多いのです。今は、イギリス人の昼食の量が少ないのは、お茶の時間にお菓子を食べるせいではないかと私は思っています。イギリス人の午前11時、午後の3時から4時にかけてのお茶の時間は、もう生活の中の儀式と言っていいほど浸透しています。そして、お茶を飲む度に必ずビスケットなどの菓子類がカップの横にあるのです。お茶の時間以外にも、キットキャットの類のチョコレートビスケット、ポテトチップなど間食する人を多くみかけます。どれもイギリス人の大好物です。オフィスでも、お店でも、建築現場のおじさんもみんな仕事の合間のお茶の時間を大切にしています。いつか、我が家の前で道路を工事していた若者が、玄関のベルを鳴らし、お茶をわかすから水をください、と言ってきたこともあります。 イギリス人は食事よりもお茶(a cup of tea)の方が大事なのでは、と私なんかは勘ぐってしまいます。 garden centre 010.JPG
話をスープに戻します。チェルトナムで暮らし始めてスープ作りが生活の一部になりました。やはり缶詰よりホームメードの方がおいしいし、料理の本にもスープのレシピが必ず載ってています。自分達用に、隣町で一人暮らしをしているジョンのお父さん用に、と季節に関係なく作っています。 日本でスープというと、食事のつけ合わせに出るお吸い物のような薄いものが多いですが、イギリスは北国のせいか体を温める実だくさんのものがほとんどです。ありあわせの野菜、ローストチキンの残り、根菜 などにジャガイモ、スープ用に売っているパックに入った豆、穀類を足してボリュームをつけます。おなべの中で撹拌できる棒状のハンドミキサーは生活の必需品です。今は、我が家のスープランチの時は別にチーズ、サラダなどを足してジョンの間食を減らすように、と心がけています。
mayjune 2013 019.JPG上の写真は先日ハイキングに行った時に採ったネトル(日本語でイラクサ)の若い葉のスープです。素手で葉っぱに触るとひりひりとして痛がゆくなるので、採るときは手袋が持参です。ネトル茶という健康茶があるほど、ミネラル、ビタミンが豊富だそうで、山菜を採る習慣のないイギリスの春の味、といったところでしょうか。味の方はくせがなく、青菜のスープと似ています。真ん中の写真はスーパーにずらりと並んだスープの缶詰です。左の写真は今が盛りの庭のベルフラワー。
毎年この時期になると庭を紫の花で埋めてくれます。

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