クリスマス雑感

25 November 2013

oct 2013 095.JPGクリスマスまであと一ヶ月と迫りました。商店街は10月末のハロウイーンが終わるとクリスマス一色となります。お店には、クリスマスカードを始めに、プレゼント用の商品がずらりと並びます。イギリスでは何かにつけてカードを送る習慣があるので、小さな町でもカード屋さんが何軒もあります。この時期はバースデイカードなどの普段使用のものは数がぐっと減り、クリスマスカードが所狭しと並びます。親しい人には、ちょっと凝った一枚もの、義理であげるのは同じデザインの箱入りの10枚、20枚の安いものと使い分けているのがおもしろいです。職場の人にも、近所の人にもカードを渡すので、貰うほうも何十枚となります。カラフルなカードは棚に並べて置いたり、ひもでつなげて壁に下げたりして、部屋の飾りとしてクリスマスの雰囲気を盛り上げます。プレゼントは子供はもちろん、家族全員に、そして親しくお付き合いしている人にもあげるので、買い物が大きな仕事となります。クリスマスショッピングは、早い人は10月頃から始めるそうで、近郊から買い物に来る人も多く、これからクリスマスまで買い物客が日を追って多くなります。仕事を休んでクリスマスショッピングをするのもめずらしくないと聞きます。


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街のスーパーには11月に入ると、プレゼント以外にも、クリスマス用の食品がずらりと並びます。さすがにクリスマスディナーのメインとなるターキー(七面鳥)はまだ見かけませんが、酒類、おつまみ類、チョコレートの詰め合わせなどがところ狭しと並んでいます。テレビでもプレゼント用の商品の宣伝でにぎやかになります。「クリスマスはもうすぐそこまで来ています」(Xmas is just around the corner)」と呼びかけます。まだ6週間も先じゃない、と私なんか思ってしまうのですが、忙しい人は心理的に、準備を始めなくては、となるのでしょうか。
日本ではクリスマスは若い人と子供達のためのものですが、イギリスでは一年で1番大きな家族の行事で、普段別々に暮らしている家族がみんな揃ってクリスマスを迎えるのが一般的です。この時期に人に会うと必ず、クリスマスはどうするの、と聞かれます。「今年は両親を呼んでうちでディナーする」とか、「今年は私達がだんなの実家に行って」とか、家族間で事前に話し合って決めるようです。祝日は25日と26日の2日間。25日は一部を除いて交通機関はすべて運休、お店もほとんど閉まってしまうので、24日のイヴは最後の買い物客で夕方までにぎわいますが、夜になると急に静かになり、クリスマスデイの25日は車も人も通らず街中が静まり返ります。祭日の後も続けて休暇を取る人も多いので、この間は国全体の機能が半減してしまいます。食べて、飲んで、親類に挨拶に行ったりと、過ごし方は基本的には日本のお正月と同じです。新年は元旦だけが祭日で2日から仕事が始まります。元旦は新年の行事らしいものもないので、日本人としては気が抜けたようなお正月ですが、イギリス人は翌日からの仕事に備えて、休暇中に飲み食いしてなまった体の調整日、となります。もっとも、と納得してしまいます。クリスマス中は、一日の平均摂取カロリーが一万にもに達する、と何かで読んだ記憶があります。私の経験からも、量がたっぷりのターキーディナー、日本人には甘くて口が曲がりそうなクリスマスプディング、チョコレート、ミンツパイ、さらにクリスマスケーキ(フルーツケーキに類です)、プラス、アルコール。これに比べると、日本のおせち料理はずっと健康的に思えます。(あくまで比較してですが)
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私が子供の頃、テレビで観たアメリカのホームドラマの中のクリスマスの様子はまるで夢の世界でした。クリスマスツリー、そのツリーの下にはきれいに包装されたプレゼントの山、キラキラした飾り、サンタクロース。もちろんあれは映画の中の世界、現実とは違うのですが、あんな風なクリスマスを過ごしてみたい、とあこがれたものでした。今、イギリスで、クリスチャンでない外国人としてクリスマスを経験してみると、どうも浮き浮きした周囲の雰囲気になじめず、違和感を感じてしまうのです。これはイギリスで何回クリスマスを過ごしても変わりません。違う文化で育ったせい? 私の年齢のせい? でしょうか。。。みんなと一緒になって楽しめればいいのですが、なぜか傍観者になってしまうのです。                             
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上の二枚の写真はチェルトナムのショッピングセンターのクリスマスの飾りです。3枚目は街で見かけた建物、シンプルでなかなか効果的な飾りでした。下の写真は先週、コッツウォルドを歩いた時の晩秋の風景です。

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